新マニピュレーションアプローチ《下肢》

BK-042197

新マニピュレーションアプローチ 下肢編

商品番号:BK-042197
新マニピュレーションアプローチ 下肢編
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【商品概要】

ジャン=ピエール・バラルD.O.とアラン・クロワビエD.O.が共同開発した貴重なテクニックを惜しげなく披露。究極の関節マニピュレーション法を紹介 。

【目次紹介】

第1部 概論
第2部 股関節
第3部
第4部 足関節と足部

【 はじめにより- 】
一般的に、受診に訪れる患者は、自分が問題ありと思う箇所に術者の関心を引きつけようと、ありとあらゆる工夫をする。患者は、是が非でも術者の全ての注意と治療が正確に痛い場所に向けられることを期待する。術者は、複数の選択肢の中からの選択肢を余儀なくされる。1つは、症状に焦点を当てることで、これはオステオパシーの原則に反している。もう1つは、問題を総合的に扱おうと試みることである。

全身の傾聴をすると、術者の手は大きな緊張のある組織に導かれる。局所的な傾聴は、詳細な診断を可能にする。関節に痛みや機能障害のあるとき、その原因は局所的なことも離れた部位から来ていることもある。膝痛には、膝関節の捻挫から起こる膝痛もあるし、生殖器系の機能障害が、特に筋膜や神経などの経路を伝わって、膝に反映された膝痛もある。

術者は常に。次のように自問することができよう。この捻挫はなぜ起きたのか。瓶に水が一杯に入っていて、そこに水を一滴追加したことであふれでたのが捻挫なのか。または本当に関節に不適切な、あるいは無理な力を加えたことで捻挫を起こしたのか。

偶然の出来事は存在しないという「徹底主義者」的な考え方に従うべきか。壮大な計画ではないか! 我々は経験によって、全ての物事は時間をかけて出来上がったことを感じているが、その仕組みの完全理解には程遠いことを認めざるをえない。

膝の例に戻ると、痛みの原因が他の部位にあるとしても、痛みが存在することに間違いはないし、痛みが最終的には膝の機能を乱すことになる。痛みによって徐々にこわばりや浮腫、血行不良、初期の関節症が引き起こされ、時間の経過と共に姿勢までが変化してしまう。

我々の目的はもちろん原因に対して施術を行うことである。例を挙げると、盲腸の癒着が原因で、卵巣や閉鎖神経にメカニカルな問題を引き起こしている場合がある。いずれにしても、問題のある膝にも直接治療を行うのを忘れてはいけない。場合に応じて関節包、支帯、伏在動脈、膝動脈を施術してもよい。総合的なアンバランスの結果として起こった局所的な問題が、今度は徐々に別の問題を起こす原因になるからである。

ジャン=ピエール・バラル

アラン・クロワビエ

“発刊にあたって
この本は、昨年4月に発刊したジャン=ピエール・バラルD.O.とアランクロワビエD.O.の共著「新マニピュレーション・アプローチ<上肢>の姉妹篇である。

両著者は、多くの臨床例とセミナー講師の経験を生かし、共同研究開発した貴重なテクニックを惜しげなく披露している。

本書において、従来のマニピュレーションでは解決出来ない関節の痛みを、驚くはど瞬時に解消できる「究極の関節マニピュレーション」が紹介されている。

テクニックの一般原則として、同一関節の障害に対しターゲットは靭帯・関節包・滑膜・筋肉・筋膜・神経系・・・などのどれか、それを傾聴とインダクションすることで真の機能障害を鑑別できることが明らかにされている。本書では、股関節と膝関節について特に多くのページを割き、それらの診断と治療法を多数のカラー写真とイラストを用い詳細に解説している。また、軟部組織や循環系の問題についても明解に説明されているので容易に理解して明日からの臨床に活用できるに違いない。

監訳は、オステオパシーのフランス語通訳では第一人者の野原道広氏によるもので、フランス語のオステオパシー用語は解剖用語にない難解な形容が多く、監訳にあたり大変ご苦労があったと聞いている。同氏は、日本オステオパシーメディスン協会の通訳としても、日本におけるオステオパスの言葉の壁を打ち破る貴重な存在としてご活躍されているが、、翻訳に関しても一切妥協のない、それでいて読者にも理解しやすく、クォリティーの高い監訳を実現して下さった。

翻訳は、前著に引き続きフランス語総合研究所エコール・プリモの新井春美・金丸美奈子・松田裕子の四氏による連携でなされた。四氏は野原氏の教え子でもあり、スティルアカデミィ ジャパンで通訳と翻訳についても、ますます磨きをかけてきたことから、前著にも増して原文の意味合いを日本語版において正確に表現していただいた。最後に、科学新聞社代表取締役社長の斎藤信次氏に、本書の出版をご快諾いただいたことを心より感謝申し上げたい。

2014年4月
日本オステオパシーメディスン協会
会長 原田健穰

“本書では、小さな振幅の動きを使う手技が紹介されているが、いずれもシンプルで正確な手技である。これらはすべて新しく、独自に開発された方法であり、まさにバラルとクロワビエの豊富な実践経験の成果である。

また本書では、皮膚、腱膜、筋肉、靭帯、関節包、滑膜、滑液包、脂肪、軟骨、関節唇、骨、神経、動脈という、関節の機能を妨げる可能性のあるすべての要素が十分に考慮されている。

さらに本書では、内臓、心理・感情、行動などが関節の遊びに及ぼす影響についても丁寧に解説している。たとえば筋肉と靭帯だけを取り上げてみても、上肢には56個の筋肉、126個の靭帯が存在しているが、本書では、術者が患者の痛みを軽減するために必要なテクニックを的確に選り抜いた上で、簡潔に説明している。したがって本書は、実技を深め、施術範囲を広げたいと願うオステオパシー施術者や学生、また理学療法士やほかの手技療法家の人たちすべてに向けて書かれた格好の書と言える。(上肢編より)

(なお、原著は3巻完結シリーズの第2巻で、今後、《体幹》が出版される予定である)上肢は好評発売中

“共著者のプロフィール
ジャン=ピエール・バラル
ヨーロッパ・オステオパシー・スクール卒業。パリ北大学医学部修了。オステオパスD.O.として臨床および教育の場で豊富な経験を持つ。クロワビエと共同で治療法を開発。優れた著書多数。知識と治療法において世界的に高い評価を受ける。

アラン・クロワビエ
A.T.スティル・アカデミー修了。オステオパスD.O.として治療活動を続けるかたわら、フランス・オステオパシー大学などで講義を担当。バラルと協力して治療法の開発やカリキュラム編成、著作活動を行う。実績が高く評価されている。”

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